『7つの習慣』に生きる

スティーブン・R・コヴィー博士による『7つの習慣』を身に付けたい40男の備忘録的ブログです。

Win-Win or No Deal

 人間関係には六つのパラダイムがあります(参照:人間関係の六つのパラダイム - 『7つの習慣』に生きる)。

 

 その六つ目は「Win-Win or No Deal」です。

 

 書籍では六つのどのパラダイムがベストか?の問いに『ケース・バイ・ケースである』という意外な答えを提示するのですが、やはりそれでもなお現実社会の中で採れる案は結局Win-Winのみであると結論付けています。

 

 ただし読み進めると「Win-Win or No Deal」というパラダイムについて詳しく述べられます。

 お互いに満足でき、合意できる解決策を見つけられなかったら、「Win-Win or No Deal」というパラダイムがある、と言うのです。

 「Win-Win」が最高だけど、どうしても無理なら「No Deal(取引しない)」を選びなさい、と。

 

 双方にメリットのある解決策(第三の案)が無ければ、お互いの意見を認めて「合意しないことに合意」しなさいと言うのです。

 

 人は妥協点を見つけられないとき、または第三の案を見つけられないとき、とかく「Win-Lose」「Lose-Win」「Lose-Lose」のパラダイムに陥ります(妥協は元来「Lose-Lose」のパラダイムとも言えますが、ここではひとまず置いておきます)

 

 そのようなパラダイムで表面的に「合意」をしたとしても、それでは結局どちらかにしこりが残ることになります。

 ならば、第三の案を生み出せないのであれば、いっそ「No Deal」=「取引しない」ことに合意した方が良いと言うのです。

 書籍では、「No Deal」を選んだことにより、結果的に「Win」を得られた例も紹介しています。

 

 ここで気を付けたいことは、「No Deal」とは「Win-Win」を考える努力もせずに選んだり、単純に揉め事を避けるために真っ先に選ぶものでは無いということです。

 

 あくまでも「Win-Win」を追求する中で、どうしても合意を得られず、このままでは「Win-Lose」や「Lose-Win」、「Lose-Lose」のパラダイムに陥ってします恐れがあるときにだけ使用できるパラダイムだということに留意が必要です。

 

 それでもなお、「Win-Win」の代替として「No Deail」があるという書籍の語りは、人生において大いに勇気を与えてくれるに違いありません。